2009年 12月 15日
”ワンタン”追想 |
もう20年近く前のことになります。
PENTAX K-7,Carl Zeiss Ultron 50mm F1.8
西武新宿線の田無駅近くに小さな中華そば店がありました。
中国人女性二人がその小さなお店を営んでいました。
そのお店に入ると私は決まって”ワンタン”を注文しました。
はじめてそれを注文した時以来すっかり虜になってしまったからです。
そうです・・・それはそれまで見たことも無い”ワンタン”でした。
「真っ白なスープ!」
”ワンタン”といえば、醤油ラーメンの麺の代わりにほんの少しだけ餡を包んだ小麦粉で作った薄い皮が浮いているものだという固定観念を持っていました。
ところが、そのお店では葱油の香る白湯スープに多めに餡を包んだ”ワンタン”がたっぷり入っていたんです。
トゥルリンと口に入って来る感覚は今でも懐かしさとともに蘇って来ます。
斯界一流とされる有名中華料理店や四ツ谷しんみち通りの名店「支那そば屋こうや」さんとか、美味しい”ワンタン”を供するお店はたくさんありますが、私には後にも先にもその「名も無き」中華そば店の”ワンタン”が一番美味しかったと思います。
PENTAX K-7,Carl Zeiss Ultron 50mm F1.8
”ワンタン”は中華そば屋さんではよく”雲呑”の字を当てますね。どうやらその表記は広東語によるものらしく「ワンタン」という読み方も広東語だそうです。中国では標準的には”餛飩”と書き「ホゥントゥン」のように発音するそうです。混沌という字の偏が食偏になっているように、柔らかく、形を成さず、混沌とした食べ物という意味のようです。
ちなみに現代の呉方言では「ウンドン」、陝西省の西安方言では「ホエトエ」と発音するそうで、日本に伝来した”ワンタン”が”饂飩”や”ほうとう”等のルーツである可能性が高いということらしいです。
また、中国では”ワンタン”は冬の食べ物のようです。「冬至餛飩、夏至麺(冬至に”ワンタン”を食べ、夏至には”ジャージャー麺”を食べる)」といわれ、冬の初めの寒さが訪れる頃になると、北京では日常的な食べ物になり、外食の朝食で”ワンタン”を啜っている光景が見られるようになるそうです。
「塩餛飩麺好了!」
「大王亭」さんで塩ラーメンに”ワンタン”を入れてもらいました ^^/
「好吃!」
PENTAX K-7,Carl Zeiss Ultron 50mm F1.8
PENTAX K-7,Carl Zeiss Ultron 50mm F1.8
西武新宿線の田無駅近くに小さな中華そば店がありました。
中国人女性二人がその小さなお店を営んでいました。
そのお店に入ると私は決まって”ワンタン”を注文しました。
はじめてそれを注文した時以来すっかり虜になってしまったからです。
そうです・・・それはそれまで見たことも無い”ワンタン”でした。
「真っ白なスープ!」
”ワンタン”といえば、醤油ラーメンの麺の代わりにほんの少しだけ餡を包んだ小麦粉で作った薄い皮が浮いているものだという固定観念を持っていました。
ところが、そのお店では葱油の香る白湯スープに多めに餡を包んだ”ワンタン”がたっぷり入っていたんです。
トゥルリンと口に入って来る感覚は今でも懐かしさとともに蘇って来ます。
斯界一流とされる有名中華料理店や四ツ谷しんみち通りの名店「支那そば屋こうや」さんとか、美味しい”ワンタン”を供するお店はたくさんありますが、私には後にも先にもその「名も無き」中華そば店の”ワンタン”が一番美味しかったと思います。
PENTAX K-7,Carl Zeiss Ultron 50mm F1.8
”ワンタン”は中華そば屋さんではよく”雲呑”の字を当てますね。どうやらその表記は広東語によるものらしく「ワンタン」という読み方も広東語だそうです。中国では標準的には”餛飩”と書き「ホゥントゥン」のように発音するそうです。混沌という字の偏が食偏になっているように、柔らかく、形を成さず、混沌とした食べ物という意味のようです。
ちなみに現代の呉方言では「ウンドン」、陝西省の西安方言では「ホエトエ」と発音するそうで、日本に伝来した”ワンタン”が”饂飩”や”ほうとう”等のルーツである可能性が高いということらしいです。
また、中国では”ワンタン”は冬の食べ物のようです。「冬至餛飩、夏至麺(冬至に”ワンタン”を食べ、夏至には”ジャージャー麺”を食べる)」といわれ、冬の初めの寒さが訪れる頃になると、北京では日常的な食べ物になり、外食の朝食で”ワンタン”を啜っている光景が見られるようになるそうです。
「塩餛飩麺好了!」
「大王亭」さんで塩ラーメンに”ワンタン”を入れてもらいました ^^/
「好吃!」
PENTAX K-7,Carl Zeiss Ultron 50mm F1.8
by friedrice3421
| 2009-12-15 07:23
| CARL ZEISS